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年齢肌と幹細胞│資生堂のステムラン173、アイリス抽出液の働き

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シミ、シワ、くすみ、たるみといったエイジングサインが目立つ年齢肌。その背景には、若いころと比べて遅くなっているターンオーバー(肌の生まれ変わり)や、ハリ・弾力不足といった年齢に伴う肌の変化があります。

ところで、最近「幹細胞」という言葉をよく耳にしませんか? どうやら年齢肌にとても良いらしいのです。でも、幹細胞が何なのかは正直よく分かっていませんでした(笑)

そこで、資生堂が2018年11月に発表した2つの研究報告を参考に幹細胞の働きについて見てみましょう。

年齢肌の原因1.幹細胞とターンオーバーの関係

肌の構造について簡単におさらいしておきましょう。

肌は外側から、表皮、真皮、皮下組織(脂肪など)の順に層になっています。この中でターンオーバーが関係するのは肌の一番外側の表皮の部分。

表皮が約4週間かけて生まれ変わることをターンオーバーといいます。細胞の一生はこんな感じになります。まず、表皮の一番下の「基底層」(きていそう)という場所で生まれます。

その後細胞は成長を続け、うるおいに必要な脂質を作り出しながら肌の表面に上がっていきます。そして最後は一番外側の角層というところで死に、角質や天然の保湿成分となって肌のバリア機能に貢献します。

この表皮のターンオーバーの期間は20代くらいまでは約28日と言われています。それが、40代では40~50日、60代では100日かかると言われています。ターンオーバーに時間がかかるということは、それだけ古い細胞が肌に留まっているわけですから、肌ツヤも悪くなるのも仕方ありません。

加齢によって表皮幹細胞が減少する理由

幹細胞とは、必要に応じて肌細胞に変わることができる細胞です。肌細胞の「母」といってもよいでしょう。この幹細胞が豊富にあれば、次々に肌細胞が新しく生まれてくるのでターンオーバーは活発になるはずです。年齢を重ねることでターンオーバーが遅くなるのは、そもそもこの幹細胞が減ってしまうことも要因のひとつになっています。

では、どうして幹細胞は減ってしまうのでしょうか?

この疑問に、資生堂が発表した「基底膜の分解を抑制し、明らかな肌質改善効果を確認」が答えてくれています。

この後、耳慣れない言葉がたくさんでてくるので、最初に流れだけ説明しておきます。

若い人には幹細胞の減少を抑えるある成分が豊富にあるのです。この成分は加齢によって量が少なくなり、また紫外線によっても分解されます。この成分が豊富にあればアンチエイジング効果を期待できるでしょう。そのために必要なのは、この成分自体を補うのではなく、この成分が分解されるのを抑制する別の成分を用いること。これが資生堂の発見でした。

ステムラン173→ラミニン511→幹細胞のメカニズム

幹細胞の減少を抑える成分はラミニン511です。

基底膜に存在するラミニン511は年齢とともに減少しますが、ステムラン173という成分はその分解を抑制することができます。つまり、幹細胞の減少を抑えらえるラミニン511の量が維持されるのです。

↑基底膜にあるラミニン511は表皮幹細胞の減少を抑制している。

ステムラン173がラミニン511を維持し、さらにラミニン511が幹細胞の減少を抑制し、結果、肌の再生力が向上して、アンチエイジングにつながるというわけです。

年齢肌の原因2.幹細胞とシワ・たるみの関係

表皮における幹細胞の働きについて見ましたが、表皮のさらに奥にある真皮でも幹細胞は活躍しています。資生堂の「皮脂腺周囲に豊富に存在することを発見」という発表をもとに見ていきましょう。

結論から先に言うと、幹細胞には細胞の老化が伝播(でんぱ=次々に伝わっていくこと)するのを止める働きがあります。

若い人は、そもそも細胞が老化していないのに加え、老化を止める働きのある幹細胞が豊富にあります。

ところが年齢を重ねると、細胞が老化し、さらに悪いことには老化した細胞は他の細胞を老化させるような老化因子を出しています(やめて!)。幹細胞にはこれを止める働きがあるのですが、残念ながら年齢とともに幹細胞も少なくなっています。ほんとに踏んだり蹴ったりですよね。

↑電子顕微鏡で見た真皮の細胞。若い人(左)と高齢者(右)とでは形が異なる。高齢者の細胞には突起がなく因子を出して老化の伝播を引き起こす。

真皮層というのはコラーゲンやエラスチンによって肌のハリや弾力を支えている部分。この真皮層で細胞の老化の伝播が起きれば、ハリや弾力が失われ、たるみやシワが加速してしまうでしょう。

これを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?

アイリス抽出液の幹細胞への作用

老化にともない幹細胞は減っていきますが、高齢者であってもある場所には幹細胞が存在しています。その場所とは皮脂を分泌する皮脂腺です。

ただ、皮脂腺に幹細胞が存在していても、老化して老化因子を出しまくっている細胞が遠くにあったら働きかけることができません。

資生堂は、アイリス抽出液が皮脂腺周辺の幹細胞を「誘引」する作用を持っていることを発見しました。ここで言う誘引というのは、そのままだったら皮脂腺周辺にしかない幹細胞を、それを必要としている老化した細胞に近づけてくれるということです。これによって幹細胞は老化した細胞に働きかけ、その他の細胞への老化の伝播をブロックすることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。これまで幹細胞が何をするものなのか漠然としていたのですが、資生堂の発表によって少し具体的にイメージできるようになった気がします。

耳慣れない言葉ですが、ステムラン173やアイリス抽出液といった成分に今後期待できそうですね。

  • ステムラン173…表皮の幹細胞の量を維持するのに貢献する成分
  • アイリス抽出液…真皮の幹細胞を誘引するのに貢献する成分

これらが配合された化粧品がこれから登場するということでしょうか。エイジングケアに期待が持てそうです!

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